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2009年01月23日

鉄と木と

鉄鋼メーカー出身者としては今日の新日鉄の君津の高炉休止のニュースはショックです。高炉は改修以外では休止させずに連続運転し続けるのが宿命ですが、経済的な要因でやむなく休止というのは鉄鋼マンにとっては大きなニュースなのだと思います。溶鉱炉の火が落ちるというのは街の灯が消えるような気になります。

鉄は強固です。鉄の家はどうでしょうか?以前鉄を骨にして木を組み合わせる家というのが発売された当初、寿命が違う二種類の素材の組み合わせはいろいろな問題があるということを聞きました。今北米ではスチールハウスがブームになっているそうです。今度カナダの伊藤さんが来日したら詳しく教えてもらいます。

我が家の事務所に花器があり、剣山にいろいろな草花を生けているのですが、正月この鉄の針の剣山に木瓜(ぼけ)を挿して飾っていたら、剣山の針が曲がってしまいました。木瓜の力もすごいですが、鉄の針は曲がらないだろうと思っていたことが崩れて、少し驚きました。陶器(土)と鉄(鉄鉱石)と草木の組み合わせで美が生まれるのですが、接点ではこんな激しい戦いがあったのかと思い、生命力に感動した一日です。どれも地球の恵みです。鑑賞する我々も戦ってはいるのですが、其の相手がどうも欲なのか敵なのか不明です。まだ何にも納得はしていません。

2009年01月23日 12:31

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