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2008年08月12日

オリンピックが始まると思いだす

僕らの世代のオリンピックの記憶というのは、やはり東京オリンピックだろうか。今もあの暑い夏の日にテレビがあるのに、外で仲間と遊びまわっていた記憶がある。外には人がほとんどいなく、大人たちは家でテレビにかじりついていた。

それでも結果についてはよく記憶に残っているもので、円谷選手がヒートリーに抜かれたこととか、ヘーシンクの技を称えるコメントだとか、魔女軍団だとか、体操のかっこよさだとかである。青梅街道を駆け抜けた聖火ランナーの応援には学校から全員で歩きながら向かったものである。

一瞬の夏ではあったが、記憶が今も蘇る。先日福島県の須賀川市に仕事でお邪魔した時に、自殺を遂げた円谷選手の実家を見学させていただいた。遺書も公開されていて、兄弟姉妹に対する食事のお礼とかが綴られていた。「--おいしかったです。ありがとうございました。」といった文面であったように思います。今はパソコンですぐにそれを読める環境にあります。心打たれたその文面を勝手ながら公開されているということで、こんなことが二度と起こらないようにと気持ちも含めて以下にご紹介させていただきます。

「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。
 巌兄、姉上様、しめそし、南ばん漬け美味しゆうございました。喜久蔵兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
 幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有難ううございました。モンゴいか美味しゆうございました。正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。
 幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敦久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正祠君、立派な人になって下さい。
 父上様、母上様。幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。
 陸上自衛隊 三等陸尉 円谷幸吉 1968/01/09」

プレッシャーという言葉がありますが、組織の中で、それも自衛隊という中で彼が受けたものは相当なものであったと思います。楽しんで走れればいい、と思えるのは幸せなことです。

今日はなんとなく円谷さんを思い出し、ほんの少しですが僕自身が小学校で自信を持ったのが校内の運動会でのマラソンで2位になったことなどもあって、彼の遺書を若い人に紹介したくて書き出してみました。日の丸を背負って闘うプレッシャーは想像を絶するのでしょう。それでもどこかでエンジョイしてほしいと願うのです。

ところで、一昨日も松野明美さんがサンデージャポンにでていましたが、もう彼女はテレビにはでないほうがよいと思います。テレビを見た方はそう思うと思います。


2008年08月12日 19:38

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