2008年08月06日
倉本さんの意見に賛同します
今日のスポニチに倉本さんの意見が出ていた。
「人気ドラマシリーズ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰氏(73)が「テレビへの絶望がある」としてドラマ脚本の執筆をやめる可能性を明かした。脚本を担当するフジテレビの10月スタートの連続ドラマ「風のガーデン」(木曜後10・00)で、舞台となる北海道・富良野で会見。「これが最後という気持ち。テレビ局が視聴率だけを考え、現場が悪くなった」と憂えた。(中略)
人間の生と死をテーマにした同ドラマの執筆中に感情移入しすぎて体調を崩し精密検査を受けたことも明かした。倉本氏は「体力的なこともあるが、テレビへの絶望というのもはっきり言ってある」と話した。 「今回のスタッフは一生懸命取り組んでくれている」と強調した上で「かつては知恵を使って作っていたが、今は知識でものを作るようになった」と指摘。「(一緒にやってきたスタッフが)役付きになり、現場から離れ、技術や知恵が伝承されず、役者を含めて現場がものすごく悪くなった」と苦言を呈した。」
この意見は、いろいろな現場で感じるものであります。サービス業も製造業も、金融やSEの世界でも似たような状況があります。いわゆる技術移転を通じて知恵が次世代に伝承されないというのは、日本の基盤である原料ゼロで輸入しかないなかで世界に冠たる製品を作り続けてきた過去を置き去りにするような危機感を感じます。なんだか、昭和30年の「日本製品は安かろう、悪かろう」に突進しているのではないかと、不安になります。
技術の移転は、先輩の横で学び盗み、議論して、残業代なんかなくても話し合う、そういうプロセスで着実に伝承されるのに、頭でっかちな無意味単語連発の評論家もどきによる心地よい言葉の響きに毒され、気づいたら骨抜きになっているような、そんな悪夢をみる思いがします。
若い人たちももっと先輩の知恵を授かりに盗みに、遠路やってくればいいのです。時折共同生活をして、いろいろと学んだらいいのに。先輩は待っていてくれてると思いますよ。団塊の世代が去るまえに、もっと知恵の移転をしないと。そういう会がもっと流行らないと。僕は知研にそれを期待しています。そして企業内でもっと先輩から学ぶ場をもたないといけません。
阿久悠さんのドラマの最後に彼の言葉として流れていた、時代を映すような心に響く言葉がなくなった、、そんな思いと通じるような気がしてなりません。
教え子のみなさんへ:会社の中で苦労していると思いますが、これはという先輩からたくさん聞いて学んで継承してください。大事なことは話すこと、聞くこと、そしてそれを書き留めることです。記憶はあいまいです。その結果会社内で価値あるオンリーワンになってください。
2008年08月06日 10:57
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://kazuhito.biz/cgi/mt/mt-tb.cgi/896











