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2008年03月30日

貴重なニュース

今日のヤフーニュースに大学の考える材料があった。それは以下の国際教養大のニュース。そのまままず引用させていただく。

『一方で留年は30人--厳しい教育方針、成果にも足かせにも
 今春、初めて卒業生を出す国際教養大(秋田市、中嶋嶺雄学長)は1期生142人のうち53人が就職内定を得た。日本IBM、三菱マテリアルなど難関の大企業が目立ち、就職情報を提供する企業から「初年度にしては珍しい」と驚きの声が上がった。一方、就職が決まらず留年を選んだ学生も約30人に上った。海外留学1年間を卒業要件とするなど同大の厳しい教育方針が成果も上げ、足かせにもなったと言えそうだ。
 語学力養成に力を入れる同大の講義はすべて英語。留学は1年間と長期で、30単位を取得する必要がある。もう一つの卒業要件であるインターンシップ(職場研修)も、研修先は学生が自力で探さなければならない。それを乗り越えた学生には自分で考え動く能力が身に着き、「就活」にも生きるという。
 「語学力を重視する企業もあるが、多くの企業にとってはあくまで道具。主体性や問題解決能力を評価してくれたのではないか」とキャリア開発室の源島福己室長は話す。
 就職情報サービス「マイナビ」の栗田卓也編集長も「企業の人事担当者へのアンケートで、文系大学生に低いと感じる能力に『自主的行動力』が挙がるが、国際教養大は留学などで能動的に行動する能力が身に着く。語学力もあるため、採用に結びつくのではないか」と指摘する。
 主な就職先はほかに、日本ハムやノースウエスト航空、HIS、日本通運、日興コーディアルグループなど。業種別では、メーカー16人▽航空・運輸8人▽ホテル・旅行7人――と続く。県内企業への就職は3人だった。
 一方、留学が認められるのはTOEFL550点以上とハードルが高い。このため1期生では3年生になってようやく留学できた者が8割にも上る。帰国する大学4年の5~6月には、募集時期を終えた企業も多く、満足な就職活動をできなかった学生も多い。
 同大事務局の佐々木昌良次長は「大学が提供する教育水準を下げることはできず、悩ましい問題だ。留学要件の厳しい基準を早く満たせるよう英語の特別コース新設などを検討する必要性も出てくる」と話す。』

入学時には偏差値が大きく物を言う。しかし、偏差値50-60の大学において就職活動にどれほどの差があるかは疑問である。このニュースが指し示すものは、大学におけるつめこみ教育も放任教育も自由闊達校風もすべて吹き飛ばして、残った「自分で考え、具体的に成果を示し、考える実力があるかどうか」という就職担当者が常にこころがけているチェック項目を厳しく叩き込んだかどうかが問われていることを正確に裏付けることになった。

つまり大学で考える実力を養わなければまともには就職できないということである。この大学は留学1年を義務付けている。留学して帰国後のTOEFLで500点しかとれない学生を留学経験者などとは呼ばない。留学前に550を課せば帰国後は800には届いている。そしてそんなことも留学後は問わない。問題発見ー分析ー解決能力、ここに重点を置いた学生がいたということが重要である。

僕はこのブログで何度も、問題に気付く力、分析する力、改善する意志力、やり抜く実行力を4大チカラと名づけて重要だと述べてきた。数日前に書いた検索力は最初の気付く力の前段階で少々役立つ程度のものである。思索力という素晴らしい表現をしてくださった先生がいらっしゃったので引用させていただいた。

余談だが、学生諸君、これからの大学生活では問題の解決に向けての力を養って欲しい。そしてそのために協力してくれる仲間も重要なキーになる。しかし協力や指導を差し延べてくれる方々は、茶髪のパーマ頭やピアスした男などには絶対に手を差し延べてはくれない。真摯な意志力を示すのに髪の毛の色など関係ないと言うヒトもいるかもしれないが、僕はそうは思わない。そんな連中にわざわざ汗をかいてくれる人はいない。細かなことだが、好きなことは目標を達成してからでよい。

2008年03月30日 19:06

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