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2007年12月08日

落ち葉が舞い散る

写真を撮ってくれば良かったと思うほど今日の大学の中のキャンパスは落ち葉であふれ返っていて素敵でした。講義する部屋からもあまりにきれいなのでみんなで眺めたくらいです。来週まで残っていたらアップします。

さて後2回と迫った土曜日の講義ですが、EU法は今日から2回でM&Aを講義します。毎年日本企業による英国企業の買収でEU法は終わります。長かったけれど自分の経験から、実際に担当した案件を分かりやすくまとめるので、買収交渉の緊張する空気が伝われば嬉しいです。

途中一時間の休憩時間に事務所の宮田主事と雑談をしてました。昔の大学の事務職は今と違って夏休みも春休みもたっぷりあって、大学によってはアルバイトを黙認していたところもあるくらいです。しかし今は教員も事務職員も雑事に追われ、本当に休みが少なくなりました。時代の変化はこういったことろでも感じることができます。

気になることもありました。学部生で講義を聴いていても顔を背けたまま、質問をしても答えず、人の目を見て話すこともせず、社会から逃避しているようなまなざしで大学に通う学生が何人かいます。全部の学生に目配りはできませんし、話しかけてくる学生は元気で前向きな連中ばかりなので、ついついそういった悩みを抱えているような学生には大学としても社会としてもケアが足りないと感じることがあります。

もう去る身なので学部生との会話はなくなりますが、是非主事や周りの先生と話す機会をどんどんつくり、相談ごとがあれば遠慮なく来て欲しいと思います。これまでに多くの学生たちと食事しながら話して、前向きになってくれたケースがたくさんあります。でも一人ではできません。せいぜいゼミ生全員の顔色を観るくらいです。両親が放棄しているような印象を受けるケースもあります。辛いだろうけど、足を運んできてください。できる限り話し合いたいと考えていますので。

大学もどこまでケアすべきかは難しい問題ですね。少なくとも国士館大学は主事制度の存続から見て他のどこよりケアに関しては頑張っている大学であると僕は思います。僕はいつもこう話します。最も辛いことは仲間がいない存在であり、目標が掲げられないことであり、社会における自分の存在価値が確認できないことであるとおもいます。そのために狭い殻に閉じこもらずに、心を開いて、多くの人と話すことだろうと思います。そのためにも少ない人間といつも篭ってしまっていると、彼らと別れたときに何も残らないことがあります。ゼミでもサークルでもアルバイト先でも地域でも、積極的に顔をだして、そして愛されることが大事です。自己主張はその後ゆっくり時間をかけてやればいいと思います。経験のない自己主張などたかが知れています。聞くことと聞いてもらうことを鋭角感覚で行わず、広く受け入れることです。

今僕は様々な人たち、グループの方とお付き合いがあります。仲間だと思っています。彼らとの時間もそう多くは取れないのが現実ですが、それでも週日はほとんど外で誰かと一緒にいることが多いです。もう少し家族との時間をとるべきだという批判もあり反省していますが、今僕を必要としてくれている多くの若い世代の人や、同業の仲間、顧問先、異業種に身をおく人、本を読んでくれた方々、政治家、お世話になっているお店の人や、心が打ち解けて人生の大事な部分での価値を共有するまでに至った方々などとの時間は僕の財産であり、それがまた家族に跳ね返ってくるのです。

僕はたぶん臆病者なのです。臆病な分だけ、できる限りのことをしておこうという意識が異常に強いかもしれません。そして才能あふれる若い人たちを応援をしてあげたいといつも考えています。地方から出てきて働いている若い人たちと会うと、まずご飯を沢山食べているかどうかが気になります。孤食ではないかとも気になります。そんなことを考えると夜半に電話で無事を確認することも多くなります。そんなわけで家族との時間が減るのが申し訳ないと思いますが、その分将来にわたって多くの人たちが自分達に会いに来てくれるような、そんな関係を一人でも多くの方ともてるようにと今頑張っています。人生はまだまだ長いです。動けるときには僕が足を使い、動きにくくなったら来てもらえるように頑張りたいと思います。

頑張らなくてもいいよ、という声が聞こえてきますが、そうは行かないのです。僕には僕の信念があります。信念があるからここまでこれたのですから、絶対に変えません。このままからだが動く限り続けます。体力知力気力が続く限り、多くの人と会い続けたいと願っています。そんなことを今日は強く感じました。

2007年12月08日 23:24

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コメント一覧

先生、〝信念〟という言葉凄く久し振りに聞き、考えさせられました。自分は・・・?先生に教えて戴いた学生は、本当に幸せだと思います。今だから分かることかもね。

投稿者: 具志堅 | 2007年12月09日 10:53

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