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2007年03月27日

書店の空気

大学に勤務していると書籍を買う機会が多い。書店はいろいろあるが、専門書というと結構少なく、またアマゾンで買うのもなんとなくつまらない。手にとって目次を見て、著者の経歴を見て、流し読みしてから買うかどうかを決めるからである。みんなそうだと思う。

そんな本屋がたくさんある中、専門書は早稲田の成文堂でいつもまとめ買いすることにしている。なんといっても書店の空気が好きである。書店の空気というのは、どことなく世間とは隔離された、独特のスローな時間に支配されていて、店員さんが優しいことが決め手でありますね。

成文堂さんには大学時代から通っていて、それに僕の人生の最大の恩師である故辻本義男先生が良くここにつれてきてくださったからである。ここの店員さんでいつもお世話になっている方が40年近くも勤務されていらっしゃいます。確か若くして就職されて、ちょうど其の頃僕たちが大学でお世話になっている少し前の頃だったようにおもいます。昔話に事欠かないのであります。

成文堂に通うもうひとつの理由が早稲田の空気を吸いにいくということです。ちょうど正門の横にあるので、この店の2階から眺める景色が好きです。早稲田は本当に昔と変わらない。今は卒業式や入学式の空気にあふれかえっていて、活気がありますが、それ以外の日でもなんとなく元気になります。僕は幸いこの早稲田で10年近く非常勤で教える機会を得たので比較的頻繁に通ったほうですが、仕事の後に大学の空気に触れるのは気分転換には最高のように思います。

今日は10冊ほど買いこんで、今ぱらぱらとめくっています。本はやはりとてもよいものです。電子書籍とは一味も二味も違うものです。書店がいつまでも健全に生き残れる、そういう社会が素敵です。

2007年03月27日 13:49

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