2006年11月29日
北から西へ
朝起きたら北見は雪の中だった。しかし、日が差し始めると次第に解け始めて、きれいな光景が広がった。昼のフライトで羽田に戻ると、そのまま事務所へ。東京は暖かだ。明日の朝名古屋で早朝会議があるので、今夜は品川のホテルに泊まる。
世の中が、景気に後押しされるように、バブル時代に目にした光景をときおり目にする。なんでこんなところが混んでいるのだ?というような光景です。いいことなのだろう。東京は景気が良い。それに比べて北海道はまだまだだ。
昨夜、夕張の惨状をテレビで放映していた。行政のミスでその負債総額が莫大に膨れ上がり、増税と役所の経費カットで今後20年かけて返済しようというものである。住民説明会では怒号がとびかい、年金生活者は生活ができないと訴える。病院は閉鎖され、満足に赤ちゃんを産むこともできない状況で、夕張離れが続いている。その中で、農業を受け継いだ若い経営者が土地をまもるためにすべての不利益を受け入れて、淡々とやるしかない、と言って姿が記憶に残った。
日本人は農耕民族である。なんだかんだといっても土地への執着は強い。そしてそれが先祖から受け継いだものならなおさらだ。また、行政のミスを住民が拭うという構図もどこにでもある。暴動も起きずにバカな政治家や役人がやってこれたのは、賢い住民に支えられてのことだ。夕張はこれからどこに向かうのか。年配の住民の方々の生活を守るのが政治家の役割である。
地方自治の活性化が今こそ必要とされるときはない。一極集中、地方切捨てでは日本は成り立たない。政治家もこの辺を察してか、いよいよ地方自治の活性化のための議員連盟が先月末に立ち上がった。是非がんばってほしいと思う。座長は野田毅先生である。応援します。早速来週そのための第一弾のミーティングを開催します。またご報告します。
品川プリンスホテルの窓からの街の眺めはきれいだ。今でも、あのときに東京に来る決断を親がしなかったら自分はどうなっていただろうということをよく考える。北海道ですれ違う同年代の男性を見ると、この人の生業が自分のものであったかもしれないと思うことがある。東京にいると地方のことを忘れがちだが、市民としても地方の動きはもっともっと敏感に考えても良いとおもう。大学生とはなしていると、都会と地方の垣根が取っ払われる。かれらの夢は現実の僕であり、東京にいるビジネスマンであるのだ。夢を持たせ続けられるかが教授の仕事でもあるのだと思う。
このところ地方で話す機会が多い。みな若者は夢を持っている。夢が夢で終わらないように、後押ししなくてはいけない。夢の実現にむかうプロセスが実は都会で生活する僕たちにとっても大事なエネルギーを与えてくれているのだということを忘れていけないと思うのだ。
2006年11月29日 22:10
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