2006年11月19日
選挙について考えた
大学には学長選挙というのがある。教職員の投票で学長が決まるのである。推薦人が必要なので誰でもというわけではないが、民主的に行われていて、3年毎のイベントではある。そこで「一般論」として大学の選挙のことを考えた。下記のことは僕の属する団体とは一切無関係の僕の意見である。
選挙に当たってはいろいろと応援してくれる人がでてくる。自民党のように金も地位も用意できるわけではないから、それらをあてにしているとは思えないが、大学の中にいると外の常識が時として伝わらないことがある。それを痛切に感じるのは、推薦して応援している人には申し訳ないが、「あなたが推薦・応援しているから私はその方に投票しないのだ」ということがわかっていない教授が多いということである。
応援活動をしているとその人は立候補者のためになっていると思いがちだが、電話攻勢をかけたり廊下での立ち話で「おねがいしますよ」なんて会話をされると、いいですよということくらいは誰でも言う。その結果益々調子に乗って頑張って応援する人がいる。しかし、その応援が票を減らしていることには全く気付いていない。しかし、良識ある人は、「こんなあほが応援しているのなら、候補者には申し訳ないが投票できないな」と思うのである。そしてこれにより失う票数が実に多いのである。
そして相手方も、こういったあほが応援しているのなら、これ幸いに、「あの人が当選したらこのあほが幹部になりますよ」とうがせねたを流せば票は益々減ることになる。大学の選挙で大切なのは、公開討論会で立候補者の頭の良さ悪さが表面化するような突っ込んだ議論をさせることである。それで投票権者が公平に判断するという基本的なルールで実施すれば、まともな人が選ばれることになる。
以前の選挙で応援電話をかけてきた人に僕は伝えた。「あなたが電話すると票が減りますよ」 それでもかけ続けたその人が応援した人は落選した。当たり前である。またこんなこともあった。我が家に候補者が電話してきたが私が不在であったので帰宅後すぐにコールバックしたら、その方の家人がでて「今夕食中ですからこんな時間に電話しないでください」と言われた。人に電話しておきながらこの態度である。当然落選した。
大学内の派閥なんぞ何にもプラスをもたらさない。立派な教授も多いが、そうでない人もいる。しかし教授職というと誰もその能力を判断しない、批判しない。だから勘違いしている輩が多い。まともなことを言えば浮くこともしばしばである。論文も書籍も出さずにのさばる教授をくびにできないのである。今大学活性化に必要なことは、任期制導入、補助金をとってこない理事の排除、客員教授制度の大幅な改革であろうと思う。改革すれば人気が出るような施策・手段はいくらでもあるが、自分の身の保障を考えている人間が跋扈していては改革はできない。私立大学全入時代はもうそこまで来ているのにだ。
2006年11月19日 12:04
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